2026/09/05 10:18



今日は日本のフォークから1枚。
ダボーズは関西学院大学の5人で結成したカレッジ・フォーク・グループです。


69年リリース、ストーリー性のある疾走フォークソング。
ハイテンポなアコギの重奏による分厚いジャカジャカ弾きと、しんみりパートではフルートが雰囲気出してます。
”びっこ”って今では放送禁止用語なのでしょうけれど、当時も回収盤になったりしたのかな?
足が不自由なモグラの悲しい恋物語。


B面「ちっちゃな世界」はギター、フルート、ウッドベースと編曲も凝らしてあり、さらにダボーズの美しいコーラスワークが爽やかソフトロック感を醸し出しています。

当時はちょうど全共闘などの学生連盟の動きも盛んな時期で、主張を歌に乗せられるカレッジ・フォークも隆盛を極めていた頃です。
結成してわずか3ヶ月、近畿圏のMBSラジオで放送されていた”MBSヤングタウン”に登場したのがダボーズでした。
”MBSヤングタウン”、通称”ヤンタン”はロックやフォークの流れる若者向け深夜番組で、プロの歌手やアマチュア・バンドがゲスト出演しており、アマチュアのカレッジ・フォーク界では憧れの的だったそう。
ちなみに第1回のゲストは、当時アマチュアだったザ・フォーク・クルセダーズだとか。
アナウンサーの代打から週後半のパーソナリティに桂三枝(現・6代目桂文枝)が抜擢され、その頃、ダボーズが出演することとなりました。
その共演がきっかけでリリースされたであろうシングルが1枚、桂三枝のボーカルにダボーズが演奏を担当しています。


その後ダボーズは、ポプコンとともにヤマハ音楽振興会の手掛ける”ヤマハ・ライト・ミュージック・コンテスト”フォーク部門での優勝を果たします。
そしてキングレコードの”キャンパス・ポップス・シリーズ”から、ヤンタンのディレクターの推薦を受け『びっこのもぐらの物語』のリリースへと至るのでした。

ちなみに蛇足ですが、”キャンパス・ポップス・シリーズ”は当時のカレッジ・フォークを多くリリースしており、六文銭や小林啓子、他にもこんなレコードがあったり。


全コンプしてる人いるのかな~見てみたいな。

2026.09.05