2026/04/27 18:11

その中からおすすめ盤4点、ピックアップしました。

赤い靴『祈りをこめて唄う歌』¥1,000
男女混合3人のフォーク・トリオ、赤い靴。
ジャケ裏メンバー紹介を見ると、高校卒業後今作をリリースしたらしいがどうやら大学生ではないようで、正しくはカレッジ・フォークではないのですが、年齢的にはそのくらい。
3人それぞれ作曲家先生に師事してたり、養成所に通ってたりする実力派っぽい。
歌詞は主張がはっきりあり、子供が誘拐や交通事故などで命を絶たれることへのレクイエムであり、世の大人たちへの啓蒙が込められているようです。
歌詞に重きを置いたしんみりフォークソング。
B面「愛の勝利者」はうって変わって明るくグルーヴィな和ソフトロック、パヤパヤコーラスも入ります。
リリース年が不詳ですが、雰囲気的に60's後半か70's前半か。

新井薫子『Oh! 新鮮娘』¥2,000
名古屋市出身のアイドル歌手、"新井薫子"名義でのラストシングル。
82年にデビューしてからハイペースにシングルをリリースし、翌年この5thシングルで歌手活動を一旦休止。
93年から再開し、サイケポップ・ユニット"The Tables"やソロとしてもシングルをリリースしているそうで、気になります。
両面とも一風堂のキーボード担当・見岳章の編曲によるテクノ歌謡。
テクノ・ポップとアイドルらしいキュートなボーカルがととてもマッチしております。

荒井沙知『もず』¥1,200
唯一作のアルバム「赤い鳥ひとり」からのシングルカット。
全面的に寺山修司と、天井桟敷の初期メンバー・田中未知がバックアップしたアルバムです。
今作ももちろん作詩は寺山修司、作曲は小椋佳の変名:葉月多夢、編曲は吉川忠英のフォークシーンからの手厚い制作陣による哀愁フォークソング。
B面「雨だれを数えながら」は田中未知の作曲で、フォークロックな演奏スタイルです。
"ポトトン"という雨だれの音が表現された歌詞はまさに寺山修司ワールドで、下町の侘しい情景が思い浮かびます。

池田鴻『オリバー君のロックンロール』¥1,200
76年に来日し、“チンパンジーと人間の中間にあたる未知の生物”として話題を攫ったオリバー君。
所謂"オリバー君騒動"に便乗して作られたシングルです。
直立二足歩行をすることや、顔回りの毛が薄いこと、人間の女性に発情すること、ビールや煙草をやること、さらにに染色体の数が人間が46本、チンパンジーが48本なのに対して、オリバーは47本であったため、"謎の怪奇人間"などと囃し立てられました。
来日時オリバー君を人間扱いした演出は、マスコミを惹きつけ一気にブームに。
動物の便乗系レコードと言えば72年に初来日したジャイアントパンダ"カンカン"と"ランラン"のパンダレコードブームが有名ですが、オリバー君レコードはこれ以外にはなさそう…?
「飛べ!ガンダム」などアニメ・特撮系を多く歌った池田鴻のボーカルで、高田弘編曲のグルーヴ・コミックソング。
B面「恋する!オリバー君」は凝ったストリングス・アレンジの和ソフトロックテイストな一曲。
