2026/04/19 16:48

ついに終わりました、在庫数多いアーティストの出品が。
実店舗の作業と並行しているので、半年くらいかかってしまいましたがかなりの達成感です。
一旦LPを挟んだ後、500円以上の良質なシングルをまた「あ」行からどしどし出していく予定です、乞うご期待ください。


森田健作『友達よ泣くんじゃない』¥300

70年代前半から俳優として活躍、その大半が学園生活ドラマでの配役だったため”青春の巨匠”の異名を持つ。
そのイメージ通り初期は”青春”と題の付くシングルが多いです。
時代はエレキ・ビートからオーケストラやコーラスの凝ったアレンジが特徴的なソフトロックが日本でも流行しました。
今回ご紹介するシングルもまさに、72年鈴木邦彦作曲のシャララコーラス入りの和ソフトロック。
B面「恋はどっちだ」はワウギターとオルガン、カッティングギターも際立つGroove歌謡、鈴木邦彦の編曲が光ってます。



山口百恵『青い果実』¥300

日本の70年代を代表するトップ・アイドル、山口百恵の2ndシングル、73年リリース都倉俊一作曲です。
まだあどけなさの残る歌声で出だしから”あなたが望むなら 私何をされてもいいわ”というなんとも過激な歌詞。
しかしそれが物議をかもすとともにむしろそのギャップでヒットを打ち出し、ここから百恵の”青い性路線”が始まりました。
曲途中にも”恋した時に躰の隅で 別の私が眼を覚ますの”という際どい歌詞もあり。
山本リンダのようなお色気路線でもなく、アグネス・チャンのようなさわやか少女アイドル路線でもなかった百恵は、確かに70年代当時では衝撃だったろうなと思います。
B面「おかしな恋人」はノリの良いリズムとドゥーワップなコーラスが愉快な曲。



よしだたくろう『青春の詩』¥300

日本を代表するフォークシンガー、初期から一貫してメロディラインには乗り切らない字余りな歌詞が持ち味です。
初めて聞いた時はなんじゃこの歌はと思ったものですが、気づけばそれがクセになってしまいます。
今回の盤は71年の2ndシングル。
ファーストLP「青春の詩」からのシングルカットで、LPとはバージョン違い。
バックバンドはマックスというカルトGSで、その演奏たるやかなりの実力派です。
両面ともベースは前面に出て、エレキギターも暴れるブルース・ロック・サウンド。
知るところではマックスは70年にシングル「ロミオ アンド ジュリエット1970」をリリースしていますが、未試聴のためどんな音源かはわかりません…無念。
ちなみに『青春の詩』のジャケ絵は当時のエレックレコードの女性社員が描いたらしいです。



和田弘とマヒナスターズ『女の恋ははかなくて』¥400

日本が誇るムードコーラス・グループ、和田弘とマヒナスターズの65年シングルです。
スチールギター奏者の和田弘をリーダーに、作曲家吉田正の門下として57年にデビュー。
当時の流行歌とは一線を画した、モダンで先駆的なムード歌謡やハワイアンを主軸とした作品群で圧倒的人気を誇りました。
今作は日野てる子「夏の日の想い出」などを作曲した鈴木道明によるムード歌謡で、西田佐知子の「女の意地」と違うタイトルの同曲。
B面「赤坂の夜は更けて」は島倉千代子、三島敏夫、こちらも西田佐知子らと競作のムード歌謡です。
大野喬とナイト・シックスとの共演で重厚なコーラスがとても美しい。



渡哲也『純愛のブルース』¥200

石原裕次郎を尊敬し石原プロへ入り、裕次郎没後は2代目社長を務めた俳優の渡哲也。
昭和の俳優はよく歌いますが、本業はあくまで俳優のためそこまで歌が上手くない。
しかしそれが良いのです、かく言う渡哲也もその一人。
俳優としては3作目にあたる日活映画「真紅な海が呼んでいる」の主題歌、これで歌手デビューとなりました。
B面「真赤なドラム」はクラウン・オーケストラ演奏のエレキ歌謡。
ビッグ・バンドなスタイルですが、間奏に入るテケテケ(クロマティックラン奏法というらしい、知らんかった)がベンチャーズを彷彿とさせます。